金庫のトラブルで多いケースが鍵を無くしてしまったというもの。大事なものだからと盗まれにくいところに収納したのはいいですが、自分でも思い出せなくなってしまうのです。
現金が入り用なときに当てにしていた金庫が開けられなくなったらとても困ります。鍵の置き場所に関して、家族と情報を共有して忘れないようにしておきましょう。
また金庫用の鍵は締まる力が強いので、開錠の際に鍵に大きな負担がかかります。そのため、多くの年月のうちに折れてしまう事もあります。
他に使用可能な鍵がないなら早めに合鍵を作っておくと良いでしょう。それでも無くしてしまったり鍵が折れてしまって金庫を開けることができなくなった時は、日数にゆとりがあったらまずは金庫の製造元に問い合わせます。当人であることを確認したうえで鍵の作成やダイヤル番号を調査してもらえます。
ただし金庫に打ち込む暗証番号を自分で変更してしまっている場合や緊急の場合などは、メーカー対応はまず無理なので鍵開けの専門業者に連絡して来てもらうほうがいいでしょう。年中無休や24時間対応してくれる業者もいます。
また、キーはあるのにダイヤル番号を忘れてしまったというケースも考えられます。これは、日常的にダイヤルは触らずに鍵だけで開閉していたケースによく発生します。ついうっかりダイヤルに手を触れてしまい閉じたままになってしまうのです。このようなケースでも開錠は可能です。メーカーや業者に聞いてみましょう。一部、特殊な鍵は難しいですが、大部分の鍵は開けてもらえます。
家の外で紛失したかもしれないのなら、防犯上危険なので一緒に鍵穴の交換もしておきましょう。家の中で紛失したことが分かっているのなら、その場で合鍵を作製してもらいましょう。業者によっても違いますが、合鍵は鍵穴から作製することも可能です。
所要時間は数十分程度で終わります。金庫を開錠する作業は、本人確認の書類を求められることがあるので準備しておきましょう。鍵開け業者は防犯上、依頼人が誰なのかを正確に把握しなければいけないからです。